こんにちは。
今日は家中どこにでも使えるナチュラル洗剤についてお伝えします。
市販の洗剤は場所や用途別に色々な種類があり、
あれもこれも試してみたくなってつい買ってしまいます。
そして全部使い切らないうちに
また目新しい洗剤に目がいってしまい、
別の洗剤を買ってしまって、
なかなか最後まで使いきれず・・・
気がつくと家にはいろんな種類の洗剤ボトルががたくさん!
という経験はありませんか?
これからご紹介するナチュラル洗剤は用途や場所ごとにいろいろな洗剤をそろえなくても大丈夫。
汚れ別に3種類程度で大体の家の汚れが落ちてしまいます。
ナチュラル洗剤は地球に優しく安心して使用できることはもちろん、
主婦には嬉しい別の効果も連鎖してくるんです。
「ボトルが少なくなって家の中がスッキリ!」
「洗剤に費やすお金が減って節約になった!」
「買いに行って選ぶ時間もなくなり家事の時短になった♪」
などなど・・・いいことばかりです。
ナチュラル洗剤のメリット
- 合成洗剤を使わない自然素材で
「安心食品や食器にかかっても安心手肌にも安心」 - エコで地球環境にも優しい
「節約になる」 - 無臭だから洗剤臭が気にならない
「精油でお好きな香りをプラスできる」 - すすぎや2度拭き入らずで使い方はシンプル
「時短になる」 - 汚れ別に揃えるから3〜5種類あれば十分
「場所を取らずスッキリ収納できる」
ナチュラル洗剤の代表的なものはこの3つ
代表的なものは誰もがご存知の重曹・クエン酸・石鹸です。
ナチュラル洗剤は汚れの性質に合わせて効果的に使いましょう
基本は
「酸性の汚れにはアルカリ性の重曹や石鹸など」
「アルカリ性の汚れには酸性のお酢やクエン酸」
を使用します。
重曹の活用法
キッチン全般の油汚れ・排水溝・換気扇・レンジ・食器・冷蔵庫周り・鍋の汚れと黒ずみ・焦げ・衣類の皮脂汚れ・生ゴミのにおい・・・
アルカリ性の重曹は酸性の油汚れに反応し、中和して油を落としてくれます。
特に油汚れの多いキッチンでは大活躍の重曹。
石鹸と一緒に使えば洗浄力がさらにアップ。
頑固な汚れも気持ちよく落とせます。
重曹の作用は3つ
中和作用・・・キッチンの油汚れは酸性です。アルカリ性の重曹が酸性の汚れを中和して水溶性に変え油汚れを落とします。キッチン周りの壁やコンロ汚れは重曹水をスプレーして汚れを拭き取りましょう。
研磨作用・・・重曹の粒子は非常に細かいので表面を傷つける事なく磨くことができます。茶しぶやフッ素加工フライパンのしつこい汚れも重曹で優しく擦るだけ綺麗に落とします。クレンザーとしての効果もあるので頑固な焦げも落とせます。
重曹はキッチンの換気扇の油汚れまで落とす力を持っています。油でベタベタなところに粉のまま直接ふりかけて、スポンジや歯ブラシなどでこすり洗いしてください。
吸湿・消臭作用・・・嫌な臭いを中和して吸収します。吸湿性も高いので湿気の多い場所におけば除湿作用もあります。魚を焼くグリルの皿に重曹を振りかけておけば魚の脂と臭いが吸収され、後のお掃除も楽になります。
重曹をビンなどに入れて冷蔵庫や靴箱に入れておくと吸湿、消臭作用もあります。
重曹の使い方
- 「重曹水」スプレーボトルに300mlの水に大さじ1強を入れよく溶かします。
- 「重曹パウダー」重曹そのままを使用。調味料入れや容器に入れると便利。
- 「重曹ペースト」頑固な油汚れに使用します。重曹と水を混ぜ合わせてペースト状にして、汚れに直接のせ、ブラシで擦ります。重曹と水の割合は3:1。
お酢やクエン酸の活用法
アルカリ性の汚れには酸性のお酢やクエン酸が効果的
キッチンバスやトイレ水回りにつく水垢、洗濯槽やバス周りの石鹸カス、タバコのヤニ・・・・
お酢・クエン酸の作用
抗菌作用・・・雑菌の繁殖を抑えます。
まな板をお酢やクエン酸スプレーで消毒いつも清潔に保てます。
剥離・溶解作用・・・汚れを剥がしたり溶かし落とす。
水垢には酢水やクエン酸水をスプレーを使用し、蛇口などの頑固な水垢に歯ブラシなどで擦り落とします。
消臭作用・・・お酢やクエン酸はトイレのアンモニア臭や魚生臭さを消してくれます。
酢、クエン酸の使い方
- 「原液を直接使用(酢)」頑固な水垢にはラップやペーパーで湿布
- 「酢水スプレー」酢を水で2.3倍に薄めスプレーボトルに入れて使う
- 「クエン酸スプレー」水200mlに小さじ1のクエン酸を混ぜスプレーボトルに入れる(お酢のツンと下においが気になる方はクエン酸を使う)
いろんなお酢が売っているけどお掃除に向いてるお酢ってあるの?
お掃除には「穀物酢」「食酢」を使用してください。
調味料が入っている寿司酢などの調味酢はベタつきが残り不向きです。
石鹸
天然の油脂から作られる純石鹸は水に流しても地球環境に優しい洗剤です。
しつこい油汚れを浮き上がらせて取ります。
どんな石鹸を買えば良いの?
「合成化学物質」が記載されていないもの「純石鹸」「石鹸素地」などと書かれている成分表示のものをお選びください。
石鹸というと四角い固形石鹸をイメージしますが、石鹸は固形、粉末、液体の3種類ありお掃除で使いやすいのは粉末や液体です。
合わせ技
①重曹+酢またはクエン酸
中和作用・・・酸性の酢やクエン酸をアルカリ性の重曹と一緒に使うと、中和作用が働き汚れを浮かび上がらせます。しつこい油汚れは重曹プラス酢のダブル使いでギトギト油汚れや排水溝などシュワシュワと泡が発生して汚れを浮かします。
②石鹸+重曹
パワーアップして頑固な油汚れが落とせます。
カレーやシチュー、肉などの油汚れや、油汚れが蓄積された五徳もブラシなどで擦ってください。
③プラス精油で効果アップ
植物から抽出され濃縮された精油は抗菌、殺菌、消臭、防虫、リラックス効果があります。
- 重曹に精油を垂らして消臭などの効果を加える
- 酢水のツンとした臭いを抑えるために精油を加える
- 重曹水に精油(ラベンダーなど)スプレーを振りかけると防虫効果がある
その他お役立ちのナチュラル洗剤
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
酸素系漂白剤を使えば、汚れ落としと除菌が一度にできます。排水溝のお掃除、食器やふきんなどの漂白・除菌、お風呂場や洗濯槽のカビ取りなどに効果を発揮します。
過炭酸ナトリウムを溶かした水(40℃〜60℃が効果的)に漂白・除菌したいものをつけておきます。
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤のような鼻にツンと来る臭いがなく、 有毒ガスが発生する危険もありません。
今人気の「オキシクリーン」も酸素系漂白剤です。但しアメリカ版のオキシクリーンにには界面活性剤や香料が加えられています。
アルコール
アルコールも洗剤として使用できます。除菌や、油を溶解する力があるので、油汚れ、カビ防止、除菌にも使えるので至る所の拭き掃除に活用できます。
アルコールはすぐ乾いて、後に残らないので二度拭きも不要でお手軽にお掃除できます。手垢がついた冷蔵庫や炊飯器などの家電も乾いた布で拭き取るだけでピカピカになります。テーブルや床などにも活用でき、除菌もできて、臭いも残りません。
また、湿気がこもりやすい下駄箱やトイレなどアルコールを使えば、カビを予防にもなり、一石二鳥ですね。
セスキ炭酸ソーダ(セスキ炭酸ナトリウム)
セスキも重曹と同じ弱アルカリ性の性質です。重曹と同じように油汚れに効果を発揮します。重曹はクレンザーのような役目も果たしますので傷つきやすい素材には不向きですが、セスキは傷をつけることはありません。重曹よりも水に溶けやすいので水に溶かしてセスキスプレーとして使用します。
セスキスプレー・・・水500mlに対して小さじ1〜2杯
壁や家具、タバコのヤニ、家電、食べこぼしの汚れなどの拭き掃除にはセスキスプレーを吹きかけて拭き取ります。
キッチンの換気扇やコンロなど、頑固な油汚れがついたものは、セスキ炭酸ソーダを多めに溶かした水のなかにつけておくのも効果的です。重曹よりもアルカリ性が強く洗浄力があります。
セスキスプレーは日常使いにおすすめです。軽い汚れであれば住居用洗剤、洗濯洗剤、トイレ洗剤としてほぼオールマイティに使えます。
まとめ
合成洗剤だと肌への刺激や、食器に残っていれば、体に取り込んでしまうことになり心配です。ナチュラル洗剤なら、素材が安心なものなので、念入りにすすいだり、何度も水ぶきをする必要がありません。
仕事や育児に忙しい世代の女性にとっては、すすぎやふき取りがとても簡単ということが一番大きいのではないでしょうか。掃除の時間が大幅に短くなり「シンプルに家事をこなしたい!」という方に最適です。
「どの洗剤が何の汚れを落とすのか」を知っておけば、市販の洗剤と同じレベルで汚れ落としも可能です。
キッチンやお風呂、トイレなどにそれぞれ重曹やクエン酸水をおいておくと、汚れが出たときにササッととプチ掃除できるので、家中を清潔に保てますね。
無印良品のナチュラル洗剤
無印良品もナチュラル洗剤が販売されています。
右から過炭酸ナトリウム、クエン酸、重曹、クエン酸用スプレーボトルです。
蓋を開けると、それぞれ適量出やすいように作られています。
重曹の出口は穴が空いていて広範囲に振りかけられる様になっています。
デザインも無印らしくシンプルで詰め替えて長く使えそうです♪
そろそろ年末、大掃除の時期です。
\家事でお困りならcozyの家事代行サービスにお任せください/